ミドリムシの豊富な栄養を活用した健康法について

ミドリムシの特徴と大量培養に至るまで

ミドリムシは、藻類の一種であり、体長0.05ミリメートルほどの動物のように動きまわる微生物です。学術名称をユーグレナといい、美しい目という意味を持つラテン語が由来となっています。約5億年前から地球に生息し、水中を体の先端にある鞭毛を使って移動し、光合成をしつつも二酸化炭素を元にして生きながらえてきました。ビタミンやミネラルなど類まれなる栄養素を含んでいることから、大学や研究機関による培養が開始され、2005年に東京都内の大学と東京都港区のベンチャー企業が大量培養に成功しました。

豊富な栄養素を持つミドリムシを活用

ミドリムシには、ビタミン13種類、ミネラル10種類、アミノ酸18種類に加え、不飽和脂肪酸13種類といった豊富な栄養素が含まれています。特有の成分としては、光合成で作り出した糖分を吸収するとされるパラミロンがあり、油や中性脂肪などを吸収する性質を持ちます。その他、アディポネクチンという健康維持に欠かせない善玉物質が含まれており、糖尿病などのメタボリック症候群を改善する効果があると言われます。栄養素吸収の阻害となるセルロースがないため、効率よく栄養を吸収できる性質を持っていることから、健康食品や化粧品など多方面で活用されています。

食用としてのミドリムシ

ミドリムシを活用した健康法としては、豊富な栄養素を直接摂取することが挙げられます。専門の会社が販売しているサプリメントを数カ月に渡り摂取する方法や、ワカメや昆布などの海藻類と同じ性質を利用し、粉末をラーメンなどの食品に混ぜて食べる方法があります。

ユーグレナとはミドリムシのことを指しています。健康問題や食糧問題、エネルギー問題の解決に役立つ可能性があるとされています。